子どもの包茎治療はやるべき?

包茎治療をした方がいい理由とは

自分の子どもの健康について、どんな小さなことでも親にとっては気がかりになるものです。男の子の赤ちゃんがいる親御さんからすると、いったいいつまで包茎でも大丈夫なのか知りたいという人もいます。

子どもの亀頭部分を保護する包皮がむけるタイミングには個人差がありますが、成長してもなかなか包皮がむけない場合は短小包茎になる可能性が高くなります。このような場合、包茎治療をするべきかどうかは医師によって意見が大きく分かれるところです。様々な医療機関で相談するたびに違う意見が返ってくると、保護者としては困惑してしまうでしょう。

大人になってしまうとペニスは成長しないことと、包茎のデメリットとして排尿時のトラブルや包皮の炎症などがあることを考えて、包茎治療を推奨する医師も少なくありません。特に排尿がうまくできないと本人も悩むことになるので、どちらの選択をするべきなのか、よく考えて結論を出しましょう。

包茎治療の手術について知ろう

自宅でもできる対策として、子どもと入浴するときに父親が包皮を向いてあげる方法があります。しかし、完全な真性包茎になっている時や仮性包茎になっている子どもは手術をした方がいいでしょう。包茎治療の手術としては環状切開法というものが一般的です。

包皮内板を切開して、隠されている亀頭を出してあげます。内板を切開しても足りない時には、外板も切開していきます。切除範囲も最小限にとどめてくれますし、傷跡がなるべく目立たないようにデザインしてくれるので、成長した時に手術跡などがコンプレックスになる心配はありません。

包茎治療が終われば子どものペニスは正常に成長していきます。手術の時には局所麻酔を行うので、痛みを我慢したりなくても大丈夫です。包茎治療の手術に要する時間は約30分から40分程度で、傷口が濡れないように注意すればシャワーも浴びることができます。負担の少ない手術なので、子どもでも耐えられるでしょう。

まとめ

子どもを対象にした包茎治療の手術をするべきかどうか、医師でも意見が分かれる問題です。しかし、包茎を放置しておくと成長が止まって短小包茎になったり、排尿がうまくできずに本人が辛い思いをする可能性も出てきます。

炎症などが起きやすいので健康面での影響もあるので、これらの面から総合的に判断して、包茎治療にはメリットも大きいと判断する向きもあります。手術は30分程度で傷跡も残らないものなので、心配なら受けた方がいいでしょう。